2025.12.26
美容師の年収はいくら?地域差・収入のリアルを徹底解説

美容師として働いていると、「この年収は業界的に普通なのか」「将来もこの収入で生活できるのか」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
美容師の年収は、勤務する地域やサロンの規模、役職、キャリア年数によって大きく差が出るのが特徴です。
本記事では、公的データをもとに美容師の平均年収を整理し、地域別・男女別の違いや、年収に影響を与える要因を分かりやすく解説します。
今の働き方を見直したい方や、年収アップを目指したい美容師の方は、ぜひ参考にしてください。
全産業と美容師の平均年収を比較してみる

まずは、美容師の年収が日本全体の中でどの水準にあるのかを確認しておきましょう。
美容師の平均年収はいくら?最新データから解説
令和5年賃金構造基本統計調査によると、美容師の平均年収は約379.7万円とされています。この金額は、「きまって支給する現金給与額」に賞与などを加味して算出されたものです。
アシスタントからスタイリスト、店長クラスまでを含んだ平均のため、キャリア初期の美容師にとっては「思ったより高い」と感じるかもしれません。
一方で、長年働いているにも関わらず年収が伸び悩んでいる場合は、働き方や環境を見直す余地があるとも言えます。
美容師の年収は固定給だけでなく、歩合給や指名数、役職手当などが影響するケースが多く、サロンごとの差も大きいのが特徴です。
美容師の給料は一般的な平均水準より低いのか

結論から言うと、美容師の給料は他業種と比較すると平均より低めの水準にあると言われています。
国税庁による調査では、給与所得者の平均給与は478万円となっています。
厚生労働省の調査を見ると、美容師の平均年収は371.7万円となっているため、他業種と比較しても平均100万円ほど低い年収となっています。
ただ、これはあくまで平均値の話であり、すべての美容師が低収入というわけではありません。働く地域やサロンの規模、歩合制度の有無によって、給料には大きな差が生じます。
また、一般企業では年功序列や昇給制度が整っている一方で、美容業界はサロンごとの制度差が大きく、年収の上がり方に個人差が出やすい点には注意が必要です。
参考・引用:国税庁|令和6年分 民間給与実態統計調査
job tag|美容師 – 職業詳細
美容師の地域別平均年収ランキング

美容師の年収を左右する大きな要素のひとつが「働く地域」です。
都道府県ごとの経済状況や美容室の需要、客単価の違いによって、同じ美容師でも年収に大きな差が生まれます。
ここでは、厚生労働省の都道府県別データをもとに、美容師の地域別平均年収をランキング形式で見ていきます。
地域別ランキング上位の都道府県一覧
令和5年賃金構造基本統計調査をもとに算出した、美容師の平均年収が高い地域は以下の通りです。
- 愛知県:約446.88万円
- 東京都:約426.6万円
- 滋賀県:約406.44万円
- 神奈川県:約391.68万円
- 岡山県:約390.72万円
- 山梨県:約390.0万円
- 熊本県:約374.4万円
- 長崎県:約371.28万円
- 栃木県:約367.8万円
- 大阪府:約363.36万円
トップの愛知県は約447万円と、全国平均を大きく上回る結果となっています。一方で、都市部の代表格である大阪府は10位にとどまっており、「都会=必ず高年収」という単純な構図ではないことが分かります。
参考・引用:令和5年賃金構造基本統計調査|地域別
地域による美容師の年収差はどれくらいある?
ランキングを見ると、最も高い愛知県と10位の大阪府では、年収差が約80万円以上あります。これは月収に換算すると6万円以上の差となり、生活の余裕や貯蓄額にも大きく影響します。
同じ美容師という職業でも、働く場所を変えるだけでこれほど年収が変わる点は、美容師ならではの特徴と言えるでしょう。特に、転職や引っ越しを検討している方にとって、地域別年収は重要な判断材料になります。
大都市圏が上位に入りやすい理由
東京や神奈川といった大都市圏が上位にランクインしている背景には、美容師の需要の高さがあります。人口が多く、流行に敏感な顧客が多いエリアでは、美容室の数も多く、客単価が高くなりやすい傾向があります。
また、生活コストが高い分、給与水準もある程度引き上げられているケースが多く、結果として平均年収が高くなりやすいと考えられます。
地方都市でも高年収が狙えるケース
注目すべき点は、愛知県や滋賀県など、いわゆる「地方都市」が上位に入っていることです。
これらの地域では、美容師の供給が都市部ほど過密ではなく、安定した需要があるため、1人あたりの売上が高くなりやすい傾向があります。
競争が激しすぎない環境で指名客を獲得できれば、地方でも高年収を実現することは十分可能です。
必ずしも東京一極集中が最適解とは限らない点は、美容師のキャリア設計において重要な視点と言えるでしょう。
生活コストを含めて考える年収の見方
年収を考える際は、金額の大小だけでなく、家賃や物価などの生活コストも合わせて見ることが大切です。
例えば、年収が高くても生活費がかさめば、手元に残るお金は少なくなります。
地方で年収がやや低めでも、生活コストを抑えられれば、可処分所得は都市部より多くなるケースもあります。美容師として長く安定して働くためには、「年収」と「暮らしやすさ」のバランスを意識することが重要です。

美容師として働くうえで、下記条件のうち譲れないものはありますか?
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男女別に見る美容師の平均所得

美容師の年収を考えるうえで、男女別の収入差も無視できないポイントです。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとに算出したデータを見ると、男性美容師と女性美容師では平均年収に一定の差が見られます。
この差は個人の能力だけで決まるものではなく、キャリアの積み方や働き方、業界構造が複合的に影響していると考えられます。
ここでは、具体的な金額とその背景を詳しく見ていきましょう。
男性美容師・女性美容師の平均年収比較
令和5年賃金構造基本統計調査をもとに算出すると、男性美容師の平均年収は約500.3万円、女性美容師は約369.6万円という結果になっています。
- 男性美容師:約500.3万円
- 女性美容師:約369.6万円
この数字だけを見ると、大きな差があるように感じるかもしれません。
しかし、この差は「同じ条件で働いた結果の差」というよりも、役職や勤務年数、働き方の違いが反映された平均値である点に注意が必要です。
美容師は女性比率が高い職業ですが、管理職や高収入層には男性が多い傾向があり、これが平均年収を押し上げている側面もあります。
参考・引用:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査
年収と賞与の内訳から見る男女差の実態
男女別に「きまって支給する現金給与額」と「年間賞与その他特別給与額」を見ると、収入構造の違いがより明確になります。
| – | 月収(きまって支給する現金給与額) | 年間賞与その他特別給与額 |
|---|---|---|
| 男性 | 約40.25万円 | 約17.29万円 |
| 女性 | 約29.24万円 | 約18.76万円 |
基本給や所定内給与額では男性の方が高い傾向がある一方で、賞与や特別給与額では女性の方がやや高い結果となっています。
このことから、固定給部分で差が生じているものの、成果や評価に応じた支給部分では男女差が縮まる傾向があると考えられます。
参考・引用:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査
美容師の年収に男女差が生まれる主な理由
美容師の年収に男女差が生じる背景には、業界特有の構造やライフスタイルの違いが関係しています。代表的な要因を整理してみましょう。
キャリアパスと役職の違い
男性美容師は、スタイリストとして一定の経験を積んだ後、店長やエリアマネージャーなどの管理職に就くケースが比較的多く見られます。
管理職になると固定給や役職手当が加算されるため、年収が大きく伸びやすくなります。
一方で、現場中心で働き続ける美容師の場合、売上や指名数が収入に直結しやすく、安定性という面では差が出ることがあります。
ライフイベントによる働き方の変化
女性美容師の場合、結婚や出産、育児といったライフイベントによって、一時的にキャリアを中断したり、時短勤務に切り替えたりするケースも少なくありません。
復職後は、指名客の再獲得や技術感覚の調整が必要になることもあり、収入が元の水準に戻るまでに時間がかかることがあります。これが平均年収に影響している要因のひとつです。
体力面・担当客数の違い
美容師の仕事は立ち仕事が中心で、長時間の施術や連続した接客が求められます。
体力的に多くの顧客を担当しやすい環境では、結果として売上が増え、歩合給が伸びやすくなります。
特に歩合制を採用しているサロンでは、担当客数の差がそのまま年収差につながることもあります。

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美容師の労働環境に関するデータから見える現実

年収と同じくらい重要なのが、美容師の労働環境です。
収入が高くても、無理な働き方が続けば長期的なキャリアは築きにくくなります。
ここでは、公的データをもとに美容師の労働実態を確認します。
美容師の労働時間の実態
令和5年賃金構造基本統計調査によると、美容師を含む生活関連サービス業の平均的な労働時間は以下の通りです。
- 所定内実労働時間:月約170時間
- 超過実労働時間:月約7時間
数値だけを見ると極端に長いようには感じませんが、実際には営業時間外の練習や講習、ミーティングなどが含まれていないケースもあります。
こうした「見えにくい労働時間」が、美容師の負担感につながっていることも少なくありません。
参考・引用:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査
週休2日制が浸透しきっていない現状
美容業界では、完全週休2日制がまだ十分に浸透しているとは言えない状況です。
過去の調査では、月6日前後の休みが最も多いという結果も出ています。
ただし、近年は働き方改革の影響もあり、週休2日制やシフト制を導入するサロンも増えてきています。
年収だけでなく、休日数や勤務時間の柔軟性も、サロン選びの重要な判断基準になりつつあります。
参考・引用:厚生労働省|美容業 結果の概要
美容師の離職率が高い理由
美容師業界は離職率が高いことでも知られています。
調査によると、入社から3年以内に離職する割合は半数を超えるとも言われています。
離職の理由として多いのは、収入の不安定さ、労働時間の長さ、人間関係、将来のキャリアが見えにくいことなどです。
特に若手のうちは年収が低くなりやすいため、「続けていけるかどうか」で悩む人も少なくありません。
参考・引用:
厚生労働省|理容師制度及び美容師制度を巡る現状と動向について【pdf】
リクルート|美容サロン就業実態調査(2024年)美容師の初職就業期間は「3年未満」が36.7%。早期離職が起きる理由は?最初の職場を辞めた後に、美容師を継続するのは55.4%
身体的・金銭的な負担も無視できない
美容師は、手荒れや腰痛、腱鞘炎など、身体への負担が大きい職業です。
これらの不調が原因で、やむを得ず現場を離れる人もいます。
また、道具代や練習用ウィッグ、講習費など、自己負担が発生しやすい点も特徴です。
サロンによってはこれらを支援する制度が整っている場合もあるため、長く働くためには環境選びが重要になります。
まとめ|美容師の年収は「環境」と「選択」で大きく変わる

美容師の平均年収は全産業と比べても大きく見劣りするものではありませんが、地域や性別、働き方によって実態は大きく異なります。
特に、どのサロンで、どのような条件で働くかは、年収に直結する重要な要素です。
技術力や指名客の獲得はもちろん大切ですが、それだけでなく、給与体系が明確で、労働時間や休日が適切に管理されている環境を選ぶことが、長期的な年収アップと安定につながります。
「美容師としてこの先も続けていけるのか」「今の年収に納得できない」と感じている方は、一度立ち止まって、自分の働き方や環境を見直してみるのもひとつの選択です。無理なく働きながら収入を伸ばせる道は、決してひとつではありません。

美容師として働くうえで、下記条件のうち譲れないものはありますか?
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・残業ゼロ率は90%以上
・土日も休むことができる
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・キャリアアップできる環境
・指名制度/ノルマなし
実は、ヘアカラー専門店 fufuではこれら全ての条件が揃っています。
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