2026.01.06
美容師の働き方は6種類!勤務形態ごとの特徴やメリット・デメリットを解説

「美容師の働き方って、美容室に就職する以外にもあるの?」と気になっている方は多いはずです。
近年は働き方改革や価値観の変化により、正社員だけでなく、業務委託・フリーランス・訪問美容・独立開業など、選択肢が広がっています。
この記事では、美容師の代表的な勤務形態を6パターンに整理し、それぞれの特徴・収入イメージ・メリット・デメリットを解説します。
ご自分のライフスタイル(子育て、ダブルワーク、キャリア志向、独立志向など)に合う働き方を見つけるヒントにしてください。
※収入や待遇は、地域・経験年数・サロン規模・歩合率などで変動します。
【一覧】美容師の働き方6パターンと特徴

美容師の働き方は、大きく分けて次の6種類が代表的です。
雇用される形(正社員・アルバイト/パート)だけでなく、個人で裁量を持てる働き方(業務委託・フリーランス)や、訪問美容・独立開業といった道もあります。
| 働き方(勤務形態) | 特徴(ざっくり) |
|---|---|
| 正社員 | 固定給+手当が基本。シフトや休日は店舗ルールに沿う |
| アルバイト・パート | 勤務日数・時間を調整しやすい。時短勤務や復職にも向く |
| 業務委託 | サロンと委託契約。歩合制が中心で、働く日や時間の自由度が高い |
| フリーランス | 面貸し・シェアサロン等で場所を借りて活動。集客・運営も自分次第 |
| 訪問美容師 | 高齢者施設・個人宅などへ出張して施術。介護領域と関わることも |
| 美容室オーナー | 独立開業して経営する。収入の上限が広がる一方、責任も大きい |
どの働き方が正解というわけではなく、「収入の安定」「時間の自由」「キャリアアップ」「家庭との両立」「独立」など、何を優先したいかで選ぶべき道は変わります。
正社員の美容師の働き方

美容室に就職し、フルタイムで勤務するのが正社員スタイルです。
給与が安定しやすく、教育制度や福利厚生が整った職場も多いため、経験を積みたい人・キャリアの土台を作りたい人に選ばれやすい働き方です。
正社員の勤務形態や特徴
正社員は、サロンの就業ルール(営業時間・シフト・休日)に沿って働きます。店舗により差はありますが、よくある傾向は次のとおりです。
仕事の特徴
- フルタイム勤務(開店準備〜閉店作業まで含む)
- シフト制で休日が決まる(平日休みが多い)
- 土日祝は出勤が基本になりやすい
- 給与は月給制+歩合(インセンティブ)や各種手当が付くことも
- 社会保険・有給休暇など福利厚生が整っている職場もある
正社員は時間の制約がある反面、チームで学びやすい/指名を増やしやすい/役職に就きやすいというメリットがあります。
将来、店長や教育担当、ディレクターなどを目指す場合も、正社員経験が土台になります。
正社員で働く美容師の収入事情
正社員の収入は、地域・経験年数・指名数・歩合比率で変動します。
スタート時は固定給中心で、アシスタント〜スタイリストへ上がるにつれて、歩合や店販売上、役職手当などが増えやすくなります。
イメージとしては、固定給で安定しつつ、成果(売上・指名・店販)によって上振れする設計です。逆に、歩合の比率が低いサロンでは、成果が出ても昇給が緩やかなケースもあるため、給与体系(基本給・歩合率・評価制度)は求人票で必ず確認しましょう。
正社員のメリット
美容師が正社員で働く主なメリットは次のとおりです。
特に、デビュー前後の時期は「技術・接客・カウンセリング・回転の組み立て」など、学ぶことが多いフェーズです。正社員は同僚や先輩の目がある環境で実力をつけやすく、長期的に見て武器になる働き方になりやすいでしょう。
正社員のデメリット
一方で、正社員には次のような注意点もあります。
「安定」と引き換えに、ある程度のルールに沿って働く必要があります。ワークライフバランスを重視するなら、残業の実態/休日数/有給取得率/練習の扱いもチェックしましょう。

美容師として働くうえで、下記条件のうち譲れないものはありますか?
・休憩を取ることができる
・残業ゼロ率は90%以上
・土日も休むことができる
・手厚い研修制度と福利厚生がある
・キャリアアップできる環境
・指名制度/ノルマなし
実は、ヘアカラー専門店 fufuではこれら全ての条件が揃っています。
“働きやすさ”にこだわるなら、ヘアカラー専門店 fufu。
アルバイト・パートの美容師の働き方

アルバイト・パートは、雇用されながらも勤務時間を調整しやすい働き方です。
たとえば、子育て中の時短勤務や、ブランク明けの復職、Wワークなどにも相性が良い選択肢になります。

ヘアカラー専門店fufuでは、正社員はもちろん、パート・アルバイトスタッフも積極的に募集しています。
「美容師が長く、安心して働ける環境づくり」を大切にしており、ブランクからの復帰を目指す方や、家事・育児などプライベートと両立しながら働きたい方も多く活躍しています。
無理なく、自分らしい働き方を実現できる職場です。
アルバイト・パートの勤務形態や特徴
勤務日数・時間はサロンと相談して決めるのが一般的です。よくある特徴は次のとおりです。
仕事の特徴
- 週2〜など柔軟に働ける(扶養内・時短も可)
- 時給制が基本(+店販や売上に応じて手当が付く場合も)
- 家庭事情に合わせてシフトを組みやすい
- 勤務時間や条件を満たせば社会保険に加入できることもある
正社員ほどの拘束は少ない一方で、サロンによっては「土日どちらかは出勤必須」など条件がある場合もあります。募集要項の“勤務条件”は細かく確認しましょう。
アルバイト・パートで働く美容師の収入事情
収入は「時給×勤務時間」で決まるため、働き方(出勤日数・時間帯)によって幅が大きいです。
短時間勤務の場合は、収入の上限が見えやすい一方、生活に合わせて調整できるのが魅力です。
また、スタイリストとして入客する場合は、時給に加えて指名手当・店販手当・歩合などが付く求人もあります。ブランクがある場合は、最初から高い成果を出すのが難しいこともあるため、最低時給(ベース)+手当の設計が現実的かどうかで判断すると失敗しにくいです。
アルバイト・パートのメリット
アルバイト・パートのメリットは次のとおりです。
「美容師を続けたいけれど、今はフルタイムが難しい」という人にとって、アルバイト・パートは現実的な選択肢と言えます。
将来的に勤務時間を増やしたり、正社員へ戻ったりと、段階的にキャリアをつなげることも可能な点が魅力です。

ヘアカラー専門店fufuでは、「時短勤務のパートだから…」とキャリアアップを諦める必要はありません。
実際、パートから店長にキャリアアップした例もあります。
成長できる・働きやすい環境が整ったヘアカラー専門店fufuで、カラーリストとして活躍してみませんか?
アルバイト・パートのデメリット
一方で、アルバイト・パートには次のような課題もあります。
特に、福利厚生は「雇用形態」だけでなく「週の所定労働時間・契約内容」で変わります。長く続けたい場合は、加入できる制度・有給の扱い・交通費などを事前に確認しておくと安心です。
業務委託の美容師の働き方

業務委託は、美容室と雇用契約ではなく「業務委託契約」を結び、施術ごとに報酬を受け取る働き方です。
近年は「自由に働きたい」「成果に応じて収入を伸ばしたい」という美容師から注目されており、求人でもよく見かける選択肢になっています。
一方で、正社員・パートのように会社に守られる面が少ないため、契約内容の理解と自己管理がとても重要です。
業務委託の勤務形態や特徴
業務委託の働き方はサロンによって幅がありますが、一般的には次のような特徴があります。
仕事の特徴
- 雇用ではなく契約(委託)なので、勤務時間の自由度が比較的高い
- 報酬は歩合制(売上の◯%)が中心で、固定給ではないことが多い
- 予約に合わせて出勤するスタイルが多く、空き時間を作りやすい
- サロンによっては集客サポート(広告・予約サイト運用)をしてくれる
- 必要経費(道具・交通費・一部材料など)が自己負担になる場合がある
業務委託は「売上=報酬」に直結しやすい反面、休めば収入が止まるという側面もあります。
働く日数・時間を自由にしやすいからこそ、生活費や将来の計画に合わせて稼働を組み立てる力が求められます。
業務委託で働く美容師の収入事情
業務委託の収入は、主に歩合率(報酬率)×売上で決まります。歩合率はサロンや条件によって異なり、指名・フリー・店販で料率が違うケースもあります。
収入アップの鍵になるのは、指名客の数とリピート率です。正社員より短期間で高収入を狙える可能性がある一方、集客が弱いと売上が安定しづらく、月ごとの波が大きくなりがちです。
また、委託契約では社会保険や有給が付かないことが多いため、手取り感だけで判断せず、税金・保険料・経費を差し引いた後の実質収入を意識することが大切です。
業務委託のメリット
業務委託の代表的なメリットは次のとおりです。
「売上を作れる」「指名が多い」「SNS集客が得意」など、自分で動ける美容師ほど相性が良い働き方です。
業務委託のデメリット
一方で、業務委託は自己責任の範囲が広いため、次の点には注意が必要です。
契約前は「歩合率」「材料費・広告費の負担」「最低保証の有無」「キャンセル規定」「指名の扱い」など、条件を具体的に確認しておくとトラブルを避けやすくなります。
フリーランス美容師の働き方

フリーランスは、特定のサロンに雇用されず、面貸し(ミラーレンタル)やシェアサロンなどを利用して働くスタイルです。
「働く場所・時間・メニュー・価格」などを自分で組み立てやすく、理想の働き方を作りやすい反面、集客や運営も自分次第になります。
フリーランスの勤務形態や特徴
フリーランス美容師の特徴は、裁量が大きいことです。具体的には次のような形が多く見られます。
仕事の特徴
- 面貸し・シェアサロンのブースを借りて施術する
- 働く曜日や時間、休みを自分で決めやすい
- メニューや価格設定を自分で調整できることが多い
- 材料・道具・薬剤などの用意が自己負担になりやすい
- SNSや紹介など、集客を自分で行う必要がある
自由度が高い分、「技術者」+「個人事業主」としての視点が必要です。カウンセリングや提案力だけでなく、予約管理・顧客管理・発信・数値管理などの要素も仕事に含まれます。
フリーランス美容師の収入事情
フリーランスの収入は、売上から「場所代(利用料)」「材料費」「決済手数料」などを差し引いた金額がベースになります。
売上が伸びれば高収入も狙えますが、固定客が少ない時期は不安定になりやすいのが現実です。
収入を安定させるためには、リピート設計(次回提案・来店周期の提案)や指名につながる強み作り(得意分野の明確化)が欠かせません。
加えて、SNS・口コミ・紹介など、集客導線の整備も重要になります。
フリーランスのメリット
フリーランスのメリットは次のとおりです。
「自分のペースで働きたい」「専門性を尖らせたい」「組織より個人で動きたい」という人には魅力的な選択肢です。
フリーランスのデメリット
一方で、フリーランスには次のようなデメリットがあります。
自由の裏側には責任もあります。始める前に、最低限の生活費を守れる売上ラインや、固定費(場所代)の重さをシミュレーションしておくと安心です。
訪問美容師の働き方

訪問美容師は、サロンに来店できない方のもとへ出向いて施術を行う働き方です。
高齢化が進む中でニーズが増えており、介護施設・病院・個人宅などでカットやカラー、シャンプー(設備条件による)を提供します。
「人の役に立ちたい」「美容師として長く働き続けたい」という思いと相性がよく、体力面や働く時間帯を調整しやすいケースもあります。
訪問美容の勤務形態や特徴
訪問美容には、サロン勤務の一環として行う場合と、個人で請け負う場合があります。代表的な特徴は次のとおりです。
仕事の特徴
- 施術場所は施設・病院・自宅など(移動が発生する)
- 予約日時に合わせて訪問し、限られた環境で施術する
- 衛生管理や安全配慮(体勢、転倒リスク等)が特に重要
- 道具の持ち運び・準備・片付けまで含めて段取り力が求められる
- 介護職・看護職など他職種との連携が発生することもある
訪問美容は、一般のサロンワークとは違い、施術環境が一定ではありません。だからこそ、コミュニケーション力と臨機応変な対応が大きな価値になります。
訪問美容師の収入事情
収入は「施設との契約」「個人依頼」「会社に所属して訪問する」など形によって異なります。
単価が明確に設定されているケースも多く、施術件数を増やせば収入を伸ばせますが、移動時間も含めた稼働設計がポイントです。
また、訪問先の条件により提供できるメニューが限られることもあるため、売上の上限が読みにくい場合があります。1日の訪問件数、移動距離、施術時間を現実的に組み立てることで、安定した働き方につながります。
訪問美容のメリット
訪問美容には、次のようなメリットがあります。
訪問美容のデメリット
一方で、訪問美容ならではの注意点もあります。
訪問美容は「自由に見えて実は段取りが命」です。始めるなら、訪問時の導線(準備物、片付け、記録)や、施設側とのルール確認を徹底するとスムーズです。
美容室オーナー(独立開業)の働き方

美容室オーナーは、自らサロンを立ち上げ、経営者として運営していく働き方です。
美容師としての技術だけでなく、経営・マネジメント・集客・人材育成など、幅広い視点が求められます。
リスクはあるものの、働き方や収入の上限を自分で設計できるため、「将来は自分の店を持ちたい」と考える美容師にとって大きな目標の一つです。
美容室オーナーの勤務形態や特徴
オーナーといっても働き方はさまざまです。プレイヤーとして現場に立つ人もいれば、経営に専念する人もいます。
仕事の特徴
- 店舗の営業時間・定休日・価格設定を自分で決められる
- スタッフを雇用し、教育・労務管理を行う
- 売上管理・仕入れ・広告・採用など経営業務が増える
- 現場に立ちながら経営するケースが多い(特に開業初期)
- 店舗の規模や展開次第で働き方が大きく変わる
独立後すぐは「自由」というよりやることが増える感覚を持つ人が多いです。技術職から経営者へと役割が広がる点を理解しておくことが重要です。
美容室オーナーの収入事情
オーナーの収入は、サロンの売上・利益構造によって大きく左右されます。
うまく軌道に乗れば、勤務美容師時代よりも高い収入を得られる可能性がありますが、赤字や売上不振のリスクも背中合わせです。
開業初期は設備投資や家賃、人件費などの固定費が重く、手元に残るお金が少なくなることもあります。そのため、開業資金・運転資金・生活費の余力を確保したうえでのスタートが現実的です。
美容室オーナーのメリット
美容室オーナーの主なメリットは次のとおりです。
「理想のサロンを作りたい」「地域に根付いた店を持ちたい」という想いが強い人にとって、オーナーという働き方は大きな魅力があります。
美容室オーナーのデメリット
一方で、独立開業には次のようなデメリットや注意点もあります。
独立は「憧れ」だけで決断すると苦しくなりがちです。
数字・仕組み・人を冷静に考えられるかが成功の分かれ道になります。
自分に合う美容師の働き方を選ぶポイント

美容師の働き方は多様化していますが、「どれが一番良いか」ではなく、「今の自分に合っているか」で考えることが大切です。
以下の視点で整理すると、選択しやすくなります。
① 収入の安定を重視するか、伸びしろを重視するか
毎月の生活を安定させたいなら、正社員や条件の整ったパートが向いています。
一方、売上次第で収入を伸ばしたいなら、業務委託やフリーランス、独立が視野に入ります。
「今は安定」「将来は挑戦」など、段階的に切り替える考え方も現実的です。
② 時間の自由度と責任のバランス
自由度が高い働き方ほど、自己責任の範囲は広がります。
時間を自由に使いたいなら、収入管理や集客、体調管理まで含めて自分で設計する覚悟が必要です。
逆に、会社に守られる働き方は制約がある代わりに、精神的な安定を得やすいというメリットがあります。
③ ライフステージとの相性
結婚・出産・育児・介護など、人生のフェーズによって適した働き方は変わります。
「ずっと同じ働き方でいる必要はない」と考えることで、選択肢が広がります。
④ 将来どうなりたいかを逆算する
「5年後・10年後にどう働っていたいか」をイメージすると、今選ぶべき働き方が見えやすくなります。
独立を目指すなら、業務委託やフリーランスで経験を積むのも一つの方法です。
まとめ|美容師の働き方は一つじゃない
美容師の働き方は、正社員・アルバイト/パート・業務委託・フリーランス・訪問美容・独立開業と、実に多様です。
それぞれにメリット・デメリットがあり、向いている人も異なります。

大切なのは、「今の自分の状況」と「将来の方向性」を整理し、その時点で最適な働き方を選ぶことです。
途中で働き方を変えることも、決して遠回りではありません。
「美容師の働き方」に正解はありません。自分の価値観やライフスタイルに合った道を選び、無理なく長く続けられる働き方を見つけていきましょう。